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荒島岳から始動開始(5/14)

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荒島岳の「しゃくなげ平から頂上までのルート」を頭に描き、今年も大丈夫かなぁ…と気持ちが後退気味になる。当然、もちがかべを踏破しなければ頂上には立てない。何てoverなって自分に問いかけてみるが、衰えた体力が心配。最後の壁を必死で登る。

新年に、家庭・職場・諸活動などで目標を立てなければならない人もいれば、「今年こそは…」と心機一転、自発的に誓いを立てる人もいる。

一年の計は荒島に…行動は己の体力・気力に納得することから始まる、私流のストレートな思いがある。今年は諸事情で勝原から中出コースにチェンジする。距離は長いが楽だったような記憶が(笑)遠い過去に…このルートは実に8年ぶりだ。

起伏は少なく歩き易いが、林道が長く見晴らしに欠け少々物足りない。ブナたちの吐息には最後まで出会えずしまい(笑)。歓迎してくれたのは登山道脇に咲く可憐な花たち。これでもかと乱舞しエスコートする彼女たち。ニリンソウのプロムナードを心地よく登る。新しい愉しみに出会えたのはせめてもの救い…感謝である。

喘ぎ喘ぎ登りきった頂上に立ち感激と共にこれからの一年を考える。「今年こそは心機一転で…」と考えるも、頭の中は難題で一杯、整理がつかない。

どこからどう、どこまで、どれを…と、登りきった満足感で力が抜け闘志までも霞む。荒島岳登頂、果たして一年を占う目安には成り得るのか。

下山は荒島愛好会の助けを借り佐開ルート軽トラックに揺られ中出コース登山口の駐車場へ着く。改めて荒島岳を振り返る。

まずは消耗しきった体力の回復が必要だ(笑)。

※登山道で出会った花たち
ネコノメソウ ・ミヤマカタバミ ・ヤマエンゴサク ・ニリンソウ ・ハルトラノオ ・キジムシロ ・バイカオウレン ・キクザキイチゲ ・サンカヨウ ・エンレイソウ ・トクカワソウ ・イワナシ ・カタクリ ・シャクナゲ

連休の締めin文殊山(5/7)

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長かった連休も振り返ってみれば、特に取り立てて言うほどのこともない…紛れもなく変哲のない毎日で、アッという間に過ぎ去った。まるで北陸新幹線のようなものだった(笑)。

地境の空き地を利用した土地に、土を入れ野菜を植えようと思いついたのも自然な流れ(笑)かもしれない。今まであった土や過去のプランターの土をふるいにかけ、整地したうえでトマトピーマンなど15株近くを植える。

久しく土いじりから遠ざかっていた身体は、膝や腰がギシギシと悲鳴をあげた(少しoverかも)。

月曜からの勤務を前に、気持ちの入れ替えが必要だ…てなことで連休の締めも考えて文殊山に登る。「都合の良い解釈で結局は遊びの延長だね」とは妻のとても思いやりのある陰口(笑)。

二上登山口にある駐車場は盛況で満員御礼。前日の激しい雨で登山道の泥濘(ぬかるみ)が懸念される中、多くの人が登っているようだ。

今日は友人と彼女の子どもたちとの同行登山。何だかんだとお喋りしながらの登山でペースがつかめない(笑)。ゆったりしたペースとリラックス効果で気持ちの良い山行になった。

頂上に着いた時はお腹がペコペコ。座る場所も無いくらい頂上は混雑していたが、楞厳寺の住職にお願いしてベンチを借りる。

楽しく昼食を囲み、子どもたちと過去・現在・未来について素直な気持ちで語り合う。登山道で出会った可憐な花たちを例えに、「一生に一度、綺麗な花を咲かせたい。そのための決意を胸に、肩を張らずありのままの人生を歩んでいこう」とは、自分にも言い聞かせながらのまとめとなる。ドリップした珈琲の旨さも、心を豊かに後押ししてくれたようだ。

下山は何時もと違う道を選択する。森に囲まれた静寂なコース。通常のルートよりは踏み跡も狭く急勾配だが、しっかりと落ち着いて下る。

明日からの仕事は憂鬱だが、連休締めの文殊山は暖かいスタートを届けてくれた。よしがんばろう。

※登山道で出会った花たち
ハナイカダツクバネウツギサギゴケニョイスミレウマノアシガタカキドオシセイヨウタンポポ

※観察会や山開きのお知らせ(pdf)
1. 春の森散策&山野草観察(5/13)
2. 荒島岳山開き第14回芽吹き祭(5/14)
3. 里山観察ウォーク残雪の取立山(5/20)
4. 永平寺、大仏湖の自然観察(6/3)

取立山から春の使者(5/4)

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昨年末からの降雪量は平年より若干多い程度なのか。様々な方のブログから厳冬期の取立山山頂の様子が紹介される。完全に隠れて見えない年、どのくらい顔を出しているか山頂に立つ標柱から降雪量を判断する。

初夏を思わせる陽射しに誘われ、おもむろに道具(登山靴くらいだが笑)を入れ取立山登山口に向かう。ゴールデンウィークの真っ盛り、恐竜博物館に向かう車で勝山街道は大渋滞。

シマッタと思いながらも停滞する車のナンバーを読み、遠くから「本当に子どもたちも大変だなぁ」て気の毒になる。早く入館できれば良いのにと。

登山口の駐車場に着いたのは午前11時近く。登山日和のお蔭でまあまあの入りだ。駐車スペースを探す。

ひょんなことから白山市のCさんと意気投合(私だけかも笑)、何となく寄り添いながら同行する。降雪量の割には(少ないと思っているから)登山道には残雪が残る。地元の人の話では低気温が続いた影響らしい。

ヤマザクラのピンクと残雪の白、青空のブルーが混じりコントラストが最高だ。頂上から望む白山連邦もいつになく凛々しい。

避難小屋周辺も残雪が多く、水芭蕉の群生地は大部分が雪の下だ。湿地に目を凝らすCさんの言葉を借りれば「タケノコ」のような水芭蕉(笑)だとか。確かに昨年の5月4日に撮ったものとはえらい違いだ。雪に浸かり過ぎたせいかもしれない。

下山途中や駐車場周辺で、春の使者である「コシアブラ」を摘む。テンプラ蕎麦に添える。

空気の澄んだ深山産、こだわりのレシピ…さすが山菜の女王。一杯やりながら快い疲労を愉しむ。

※出会った花たち
ヤマザクラ水芭蕉イワウチワバイカオウレンショウジョウバカマ

城山周辺排水路の営み(5/3)

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城山周辺の水田では、苗代が終わり早稲の「はなえちぜん」の田植えが始まった。排水路では苗代の影響で濁った泥水や生活排水が流れ込む。田の横に並行して流れる用水路は姿を消し、現在は落差1mあまりの排水専用の水路が巡る。

フナやなまずなど田と用水を行き来し育んできた営みは、排水路に活路を見い出し命を繋いでいる。自然環境の保全や保護が叫ばれて久しいが、人の営みと共存する環境も重要だと感じている。

実際、濁った水路に網を入れるとメダカやタイリクバラタナゴが元気に動き回り採取される。環境のバロメータであるメダカだが、俗悪な環境に慣れ生きることも、共存する人との営みを象徴しているのかも。

足がすくわれそうな泥中にも元気なシオカラトンボのヤゴが巣立ちを待っている。フッと息を吹きかけると、身体中の泥が飛び小さな羽根がいかにも誇らしげだ。

排水路のギャング、アメリカザリガニの子どもたちは虎視眈々と縄張りを張りメダカたちを威嚇する。

人間社会と自然、今より悪くならないよう折り合いながら営み続けることを願うばかりだ。

ヤゴの同定資料(pdf)

越前五山スタンプラリーin文殊山(5/2)

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大型連休とか黄金週間とも呼ばれるゴールデンウィーク。本日は中日(平日)で勤務の人も多いせいか、文殊山登山口の二上駐車場には空き駐車スペースが目立つ。

しかし、今日は地元の文殊小学校の登山大会が開催されるらしく山中はとても賑わいそうだ。ワクワクする(笑)。

泰澄大師による白山開山(養老元年・717年)から今年は1300年を迎える。泰澄大師は密教僧で、日本各地に仏教を広めながら寺社を建て仏像を作り民衆の教化につとめた。そして、越前五山(越知山、日野山、文殊山、蔵王山、白山)と呼ばれる山々を開山する。

本日快晴…清々しく澄んだ空気が旨い。白山連峰もすこぶる嬉しいようだ。元気な姿を見せとても機嫌が良い。

白山開山1300年記念として「越前五山泰澄スタンプ巡り(pdf)」が始まった。五山登頂の証に各山のスタンプ印を捺印するものだ。5印揃ったら8月20日~9月30日までの期間に記念バッジと日野山のお守りが貰える。ただし、限定先着500個ということらしい。

健康で登れることに感謝して…ついでに記念バッジが貰えたら最高だね(笑)。城山のどっしりした山容を眺めながら文殊観音に語り掛ける。

※出会った花たち
シャガハナイカダイカリソウホウチャクソウチゴユリ

残雪とサクラと山菜(4/23)

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福井市内では雪解が終わりサクラが散った頃に山菜が芽吹く。サクラ盛んな頃はタラノメはまだ固くコシアブラは芽吹き前。

ここ数日の気温は、日中高いが放射冷却の影響なのか朝夕の冷え込みは厳しい。肌寒い日々が続いている。

六呂師高原では、日陰には多くの残雪が残る。間近かに望む荒島岳も、例年以上の残雪で冬山の様相を呈している。

残雪の傍ではサクラが満開…私にとって不思議な風景だが嫌いでは無い。サクラのピンクと雪の白のコントラストも中々良い。

北海道を旅した遠い昔の記憶の中に…春風で舞ったサクラが、残雪の上を「ハナイカダ」ならぬ「ハナブトン」(笑)で厚く覆いつくされた光景がよみがえる。当たり前の風物詩なのだろうが…。

散策路の際では、スミレオオイヌノフグリキケマンが春を告げる。暖かい春を待ちきれないように、コシアブラは濃縮されたエネルギーを発散させながら芽吹き始める。澄んだ空気と爽やかな空気が…より濃厚な新鮮さを醸し出す。絵具では表現し難い燃えるようなもえぎ色を伴いながら。

新蕎麦の季節は終わったが、コシアブラを添えると蕎麦本来の旨みが格段と際立つ。独特の春のエグミが後押しする。

厳しかった冬も終わり春を迎える…臥薪嘗胆、忍耐強く努力を重ねていけば何時かは報われる…継続は力なりである。

六呂師高原に春が来た(4/22)

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中部縦貫自動車道(永平寺大野道路)は、北陸高速・福井北ICから大野市中津川までの26.4kmの自動車専用道路。現在、永平寺IC~上志比IC間(5.3km)が夏前の完成を目指し工事中。全線開通は目前。

開通を機に、「周遊・滞在型の体験学習・スポーツエリア」の周遊観光の拠点となるべく、六呂師高原スキーパークがオープン(昨年冬)。かっての六呂師高原スキー場のゲレンデを活かして整備したものだ。

斜面がえぐれたままの三角山…当時のスキー板では(現在はカービング板が主流)ターンに手こずった思いでが(笑)よみがえる。

春の陽気と雪解け水のせせらぎに誘われ、六呂師高原の低層湿原、池ケ原湿原(標高600m)・妻平湿原(標高510m)を散策。2週間前とは別世界の様相、群生するキクザキイチゲたちが春の風に身体を揺すり迎えてくれた。

今日の目的はミチノクフクジュソウ(県絶滅危惧Ⅰ類)。勝山市では天然記念物として保護活動を展開しているそうだ。例年より残雪が多く、1~2週間、開花が遅れたが、彼女たちもまた暖かく迎えてくれた。

春の日差しを身体一杯に浴び、大きな欠伸と背比べごっこ(笑)。長閑な春の一日を演出している。

花言葉は「永遠の幸福」であるらしい。最大の勝利(幸福)とは自分自身に打ち勝つこと…古代ギリシアの哲学者プラトンの言葉だ。

可憐な花たちに囲まれ誓う…たゆまぬ努力で修行と教化、大きな幸せを勝ち取りたいと。

※出会った花たち
ミズバショウ ・ オキナグサ ・ キクザキイチゲ ・ ミチノクフクジュソウ

城山・春の観察会(4/15)

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日本気象協会のHPに福井県の雨雲の動き(予報)のサイトがある。どうやら午前中は降ったりやんだりの空模様らしい。

城山冒険の森を中心に周辺の山裾で春の観察会が開催された。芽吹いたばかりの春の山野草を、自然の中で見て触り学ぶ。一歩踏み入れただけで、数種類の春の花に出会える。環境保全や自然保護の大切さを改めて感じる。

朝露に交じり、しとしとと静かに降る雨。まさに春雨の様相。黄砂やPM2.5を洗い流す程の勢いは無く何となくザラっぽい。

色々な春の花の観察と共に、食べられる山野草を摘みながら冒険の森を行く。スギナ、ヒメオドリコソウ、ドクダミ、カラスノエンドウ、ニリンソウ、タンポポ、ヨモギ等の葉を持参したビニール袋に入れる。

集会場に戻り確認された山野草の解説を聞き、観察ノートにまとめる。子どもたちの感受性の凄さには驚かされる。

春の観察会の楽しみの一つに、とれとれの山菜と採取した山野草のテンプラがある。テーブルにはスタッフの皆さんの奮闘で、春バージョンのテンプラが美味しそうに並ぶ。う~んっ…テンプラバイキング(笑)。

身の回りの自然を肌で知り感じる貴重な観察会、多くの人に知って欲しい。地道だが活動を続ける勇気と春を独り占めした一日だった。

夜の会合に差し入れするテンプラの食材を求め、再び城山に分け入る。蘭室の友に交わり…自然の恵みにも感謝だ。

※春の観察会で出会った花たち
イカリソウタチツボスミレカキドオシツボスミレヒメオドリコソウヒメスミレカントウタンポポニリンソウスミレサイシンヤマルリソウネコノメソウミヤマカタバミ

※とれとれの山菜
タラノメコシアブラ

城山は春日和イブ(3/12)

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城山山頂で竹のベンチに寝そべり日向ぼっこ。風ひとつないポカポカ陽気で心も晴れる。今日の珈琲はインスタントでもドリップ式…少し贅沢、ちょっと贅沢、だいぶ贅沢(笑)。

春のよく晴れた穏やかな日を春日和(はるびより)といい、4月の季語で春の日和(ひより)とも言う。冷たい風が収まり、気温が上昇、桜の芽吹きを迎える頃を言うのだろう。

日和は日が和むという意味合いで、漢語では、ほとんど無風状態の穏やかな「天気静穏」の意味があるらしい。日和は…意外と便利な言葉で色々な場面で使われる。婚礼日和、洗濯日和、釣り日和、登山日和などと(笑)。

先日の春の嵐(雪模様の天気)で、登山道わきでは残雪が芽生えを待つ草木を容赦なく隠す。耳を澄ませば気温の上昇につられ、ジュワジュワと雪が溶ける音色の合唱が聞こえてくる。

あ~ぁ、何処もかしこも春だなぁ…って、でもまだ3月、城山は春の陽気を先取、まさに春日和イブ。暖かい春はもうすぐそこまできているね。とても待ち遠しい。

城山登山道
※城山山頂からの眺望 杉の木台 ハピリン 県立図書館 県立病院 

スプリング・エフェメラルイブ(3/11)

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春先から落葉樹林の林床に咲き始める可憐な花であるカタクリ。先日の降雪が残る落ち葉の間から、顔を覗かせ今か今かと開花を待つ。城山のカタクリ群生地で目立たぬようにさりげなく芽吹きを待つ。

開花前の花(蕾)は、長いくちばしをもつ鳥を想像させる。春の妖精と呼ばれるカタクリはスプリング・エフェメラルと呼ばれる。

春、雪融けを待ちかねたように芽吹き花を咲かせる。木々が葉を茂らせる頃に地上から姿を消す。春先の僅かな間で活動を終える…儚い陽炎なような姿からスプリング・エフェメラル(春の儚い命)と呼ばれる。

オウレン、ショウジョウバカマ、ユキワリイチゲ、フクジュソウ、ニリンソウなど仲間は多い。

カタクリ群生地いっぱいに咲き誇る日は近い。暖かい春の陽ざしを全身で溢れるほど浴びたい(笑)…そんな気分だ。

※画像は上左右:カタクリ 下左:オウレン 下右:ショウジョウバカマ

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